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インプットテキスト使い方

外観

コンポーネント要素

スクリーンショット:インプットテキストを構成する各パーツに、それぞれ①②③④⑤の番号を割り付けている。①は入力フィールド。②は項目ラベル。最上部に左寄せで配置。③は要否ラベル。項目ラベルの横に配置。④はサポートテキスト。項目ラベルと選択肢の間に配置。⑤はエラーテキスト。最下部に配置。
  • ①入力フィールド(必須)
  • ②項目ラベル(必須)
  • ③要否ラベル
  • ④サポートテキスト
  • ⑤エラーテキスト

サイズ

スクリーンショット:入力フィールドサイズの種類を示す例。左から Large、Medium、Smallのサイズの入力フィールドが並んでいる。Largeは高さ56px、Mediumは高さ48px、Smallは高さ36px。

周囲のUI密度に応じた適切なサイズを使用してください。

横幅

スクリーンショット:インプットテキストを構成する各パーツに、それぞれ①②③④⑤の番号を割り付けている。①は入力フィールド。②は項目ラベル。最上部に左寄せで配置。③は要否ラベル。項目ラベルの横に配置。④はサポートテキスト。項目ラベルと選択肢の間に配置。⑤はエラーテキスト。最下部に配置。

入力フィールドの横幅は、入力内容に相応しい長さにしてください。

整列

項目ラベルとサポートテキストは垂直方向に積み重ねて配置します。また、入力フィールドとエラーテキストも垂直方向に積み重ねて配置します。項目ラベルとサポートテキストの組み合わせと、入力フィールドとエラーテキストの組み合わせは、フォーム全体のボリュームやサイトの特性に応じて、垂直方向に積むか、水平方向に並べるかを決定します。読み物サイトにおけるフォームでは、多くの場合、垂直方向に積んで配置します。

良い例

スクリーンショット:項目ラベル、サポートテキスト、入力フィールド、エラーテキストが全て垂直方向に積み重ねられている例。

垂直方向に積み重ねている。様々なコントロールを含めることができ、モバイル表示への耐性が高く、多くの場合で推奨できる。

良い例

スクリーンショット:項目ラベルと入力フィールドが水平方向に並んでいる例。項目ラベルの下部にはサポートテキストが配置され、項目ラベルとサポートテキストはそれぞれ右寄せにされている。

水平方向に並べ、ラベルとサポートテキストを右寄せにしている。コントロールとの余白が一定に保たれている。

良い例

スクリーンショット:項目ラベルと入力フィールドが水平方向に並んでいる例。項目ラベルの下部にはサポートテキストが配置され、入力フィールドの下部にはエラーテキストが配置されている。

水平方向に並べ、ラベルとサポートテキストを左寄せにしている。ラベル左端の面が揃っている。

良い例

スクリーンショット:氏名、生年月日、住所およびメールアドレスそれぞれについて、項目ラベル、要否ラベルおよび入力フィールドが水平方向に並んでいる。

水平方向に並べ、ラベルの直後にコントロールを配置している。ラベルの左端の面が揃い、コントロールとの余白が一定に保たれている。

コンテンツ

要否ラベル

入力項目の必要性に応じて、「※必須」「※任意」またはステート表示を付与できます。「※必須」「※任意」の要否ラベルは「※(全角米印)」から書き始め、地の文章とは異なるテキストであることを明示します。

サポートテキスト

  • 入力形式の条件や例を簡潔かつ具体的に記述します。
  • サポートテキストを企図して、プレースホルダーテキストを使用してはなりません。

悪い例

スクリーンショット:エラーテキストを含む郵便番号のインプットテキスト。入力フィールドに全角数字で「1020941」と入力され、エラーテキストに「*郵便番号は半角数字で入力してください。」と表示されている。

サポートテキストがなく、エラーが出て初めて入力条件が分かる。必要十分なサポートテキストをあらかじめ提示しなければなりません。

良い例

スクリーンショット:「半角数字のみ」のサポートテキストを含む郵便番号のインプットテキスト。

サポートテキストが、間違いようのない入力条件になっている。

エラーテキスト

  • 入力内容にエラーがある場合に、具体的なエラー内容および訂正方法を記述します。
  • エラーテキストの冒頭に「*(全角アスタリスク)」を付与し、地の文章とは異なるテキストであることを明示します。

良い例

スクリーンショット:氏名(カタカナ)のインプットテキスト。サポートテキストに「氏(カタカナ)と名(カタカナ)を空白で区切ってください。」と表示され、入力フィールドには「デジ太太郎」と入力され、エラーテキストに「*氏名をカタカナで入力してください。」「*氏(カタカナ)と名(カタカナ)を空白で区切ってください。」と表示されている。

エラーの箇所および修正方法が具体的に示されている。

良い例

スクリーンショット:入力必須の氏名のインプットテキスト。サポートテキストに「氏と名を空白で区切ってください。」と表示され、入力フィールドは空。エラーテキストに「*氏名を入力してください。」「*氏と名を空白で区切ってください。」と表示されている。

空欄だとしても、入力すべき値として不適切なことに変わりがないため、同様のエラーを示している。

悪い例

スクリーンショット:入力必須の氏名(カタカナ)のインプットテキスト。サポートテキストに「氏(カタカナ)と名(カタカナ)を空白で区切ってください。」と表示され、入力フィールドは空。エラーテキストに「*入力に誤りがあります。」と表示されている。

何が誤りなのかが示されておらず、具体的な修正方法が分かりにくい。

悪い例

スクリーンショット:氏名(カタカナ)のインプットテキスト。サポートテキストに「氏(カタカナ)と名(カタカナ)を空白で区切ってください。」と表示され、入力フィールドには「デジ太太郎」と入力され、エラーテキストに「*正しい氏名(カタカナ)を入力してください。」と表示されている。

何が正しい入力なのかが示されておらず、具体的な修正方法が分かりにくい。

穴埋め文章ではなく、項目ごとに入力する

インプットテキストで穴埋め文章を表現することはできません。入力目的を示す見出しやサポートテキストに続いて、入力項目ごとのラベルとインプットテキストの組み合わせで構成します。

悪い例

スクリーンショット:文章の一部が入力フィールドになっているフォーム。「私の名前はXXXです。年齢はXXX歳で、XXXに住んでいます。」という文章のXXXの部分が入力フィールドで表現されている。

良い例

スクリーンショット:「名前」「年齢」「住所」をそれぞれ項目ラベルに持つインプットテキスト。

名前、年齢、住所をそれぞれ個別のインプットテキストとして並べます。年齢の項目のように、単位のみをインプットテキストに付随させることは可能です(ほかにも、年月日など)。

入力値の文字種を限定しない

原則として、入力できる文字種を限定しないようにします。

既存システムの制約等により入力文字種を限定しなければならない場合は、下記の点に留意してください。

  • 半角カタカナ、全角英数、ハイフンまたは長音記号等の入力を求める場合、それら文字種の入力のしにくさを鑑みて、自動変換による入力支援を行うことを推奨します。
    • 自動変換するタイミングは、送信ボタン押下時または確認画面表示時が望ましい。
    • 入力直後やインプットテキストのフォーカスアウト時に自動変換すると、入力内容と異なる値が表示されることから混乱を招く場合があることに留意すること。
  • 自動変換を実施しない場合は、エラーを表示します。
    • エラーを表示するタイミングは、送信ボタン押下時または押下後が望ましい。
    • 入力直後やインプットテキストのフォーカスアウト時にエラー表示をすることは、表示位置がずれたり、一連の入力を通じて正しい値を入力しようとする場合に煩わしかったりするので、避けたほうが望ましい。
  • 確認画面等で自動変換した結果の文字列を表示し、ユーザーが承認または修正できるようにします。